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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

浅山一流三尺棒 Asayamaichi ryû sanjakubô

浅山一流三尺棒

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                     谷田師範から三尺棒・六尺棒を学ぶ会長

渋川一流柔術には浅山一流の棒術を中心とした諸術が併伝されている。そのうち古伝を正しく伝えているのは六尺棒だけである。居合は明治以降失伝し(現在渋川一流居合と称して広島で行われているものは創作である)、捕縄は簡略化されたものを畝重實師範が伝えていた。

六尺棒は八箇条あって、これを表と裏で形を打つ。首藤蔵之進が得意とした武術である。

三尺棒は一般には「半棒」と呼ばれているもので、91㎝の棒を使用する。

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古伝は伝書にある通り、「雲払」「麒麟」「下之部」「無双」「芸州」の五箇条しかなかったが、大正から昭和にかけての時代、技法の大変革がなされたときに、三尺棒は古伝を失い、渋川一流の技法を採り入れた別の技法になってしまったのである(詳細は会長の著書『渋川流柔術』を参照)。

元来、三尺棒は太刀を相手にして三尺棒を使う者が勝つ手筋を教えるものであるが、渋川一流の技法を採用したことにより三尺棒は敵がこれを持ち、我は三尺棒で打ち掛かる敵を素手で取り押さえる技法に変わってしまった。

しかし、これは歴代の相伝者が協議をしてなしたことであり、今現在、この流儀を学ぶ者はそれはそれとして正しく伝えていくのが責務である。
by japanbujutsu | 2013-02-02 15:10 | 渋川一流柔術 Shibukawa

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