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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

仙台藩神徳流六具伝 Mitoku ryû rokuguden

仙台藩神徳流六具伝

仙台藩の国境警備隊の武術として伝えられたのが神徳流六具伝(みとくりゅう・ろくぐでん)。

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足軽層が指南を務め、被差別民が習得して警備に当たったと思われる。

また、市中では捕方が罪人捕縛のために習得した。

全国諸藩各地に同様の例が見られる。

神徳流に伝承されている武術は非常に多岐に亘っている。

三道具(突棒・指亦・捕搦)、六尺棒、半棒、実鉄(鈎無十手)、転木(普通の十手)、満字転木(鈎が二本逆向きの十手)、捕縄とある。

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満字転木というのは二本一組で使用し、中国武術の鉄尺(沖縄のサイ)と酷似しており、日本武術ではこの伝書以外に同じ道具は見られない。

また、三道具の根元を「霊夢神徳鎗八重鎌」としている。

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この道具はまるで中国武術で使う兵器のようである。

この伝書にはこれらの道具の使用法がびっしり記入されており、復元も充分可能である。

流儀の濫觴は信州岩宿神社霊伝とあり、元祖は大和産の竹林玄妙斎源頼一卜鬼入道。

江戸期のかなり早い時代に仙台藩に入っている。
by japanbujutsu | 2013-06-13 22:44 | 秘伝書の部屋 Secret densho

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