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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

武術流儀を商標登録???

武術流儀を商標登録???

近年、武術の流儀を独り占めするために流派の名称を「商標登録」している輩が多いという。

何を考えているのだろうか。

否、何も考えていないのだろう。

こんなバカなことをしようとする者も、そんな卑劣な行為を助成する登録を認めてしまうアホな行政書士事務所や役所も本当に困ったものである。

筆者が何度もいろいろな機会に発言しているとおり、武術というものは決して個人の専有物にはなりえないのである。

もちろん宗家なるものも、実質的に武術の世界には存在しない(名乗っている無知は大勢いるが)。

江戸時代以来、一つの流儀は多くの師範を生み出し、それぞれが諸藩で指南をしたから、一つの流儀が全国各地で伝えられた。

全国各地の師範は、完全相伝をしたから独自に免許発行権を有し、自分の門人はすべて自分が掌握した。

これが武術が茶や花や舞踊と違うところであり、すなわち武術には家元(宗家)は存在しないのである。

商標登録する者は、その流儀名を自分以外の者が使用しようとすることを阻止しようとする者である。

とんでもない無知・無教養の所業である。

自分の無知を世間に公表していることに本人は気付いていないのだろうか。

具体的に流儀名を挙げるのは大人げないから控えるが、それぞれの流儀に関与している者は、自分の流儀がどうなっているか知っているはずである。

武術の世界に独占権は認められない。

免許皆伝を得た者は皆、同等の権利を持つ。

日本の文化を潰すような行為に走らぬよう、常識ある者にお伝えしておく。
by japanbujutsu | 2013-09-21 17:37 | 武術論考の部屋 Study

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