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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

『一掃百態』の武術 その5 屏風跳びと柔術

『一掃百態』の武術 その5 屏風跳びと柔術

第五態は見物である。

まずは屏風跳び。

これは西法院武安流の項で説明したように、江戸時代の柔術稽古では普遍的に行われていた脚力を養成する稽古法である。

身長よりも高い屏風を僅かな助走で飛び越える。

その脚力たるは並ではない。

しかも絵を見ると大小を腰に差したままである。

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敵と出会ったときに、不意に敵の背後に跳び移るというのは、決して作り話ではない。

筆者自身、これに近い棒術の技を甲州陣屋伝捕方武術で学んだが、残念ながら今は身体が重くて実演できない。

次に、柔術の図である。

敵の腕の逆を取って引き外した場面かと思われるが、貴重なのは、後帯に「鼻捻」を差していることである。

この鼻捻を使った場面が描かれていれば面白いが、それはない。
by japanbujutsu | 2013-09-26 18:19 | 技法研究の部屋 Skill

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