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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

居合技術考7 小太刀の入身

居合技術考7 小太刀の入身

小太刀は武術の理合を学ぶのに非常に適していると思う。

武術は不利な状況下におかれている者が勝つための技術を学ぶ格闘文化である。

大刀に対して長さにおいて決定的に不利な小太刀がいかに大刀に勝つか、そこに小太刀の醍醐味がある。

そのためにもっとも必要かつ重要な技術が「入身」である。

入身は敵の左右から入る場合と、真正面から入る場合がある。

この真正面から入る入身は筆者もいくつかの流儀で学んでいるが、タイミングが難しく、また迅速性も要求される高級難度の技法である。

この伝書に描かれた絵図を見ると、随分と深く低く入身をしているのがわかる。

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この体勢自体が難しいのであるが、現在、小太刀を伝えている流儀でこのようなウルトラC級の技法を有するものが果たしてあるのだろうか。

これを見ても、現代人の身体能力が江戸時代の武士に比べていかに低下しているかがわかる。
by japanbujutsu | 2013-11-23 17:26 | 技法研究の部屋 Skill

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