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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

居合技術考8 逆手抜刀

居合技術考8 逆手抜刀

逆手抜刀という技術は居合の各流儀に普遍的に存在するように思われているが、それぞれの流儀を調べてみると、意外にこの技法を行っている流儀は少ないことがわかる。

そもそも、逆手で抜く必要がある状況とはいかなる場合のことなのか。

その辺のこともよくわからない。

今回のこの絵図を見ると、差している刀は太刀拵で、反りも深い。

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ならば絵図のように鞘を返して刃を下向きにし、反りを掛けて逆手で抜くこともあながち無意味ではないことが理解できる。

この絵図の想定を推測すると、敵は我の後方にいて、我に何らかの仕掛けをなす。

我は刀を返して、逆手で抜刀し、後方の敵に斬りつける、あるいは突き刺す、といった想定になるだろうか。

香取神道流では逆手で抜いた後、刀を上段に返しながら順手に持ち替えて斬りつけている。

残念ながら、筆者が伝えている居合の流儀には逆手抜刀を使う形は一つもない。

諸賢の教授を乞う。
by japanbujutsu | 2013-11-24 20:00 | 技法研究の部屋 Skill

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