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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

『皇国武術英名録』の武術⑦ 真之神道流柔術

『皇国武術英名録』の武術⑦ 真之神道流柔術

真之神道流の師範は、上野国緑野郡新町川岸に稽古場「真武館」を構える木村弥太七。

絵図には稽古場内の稽古の様子が描かれていて興味深い。

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壁には木刀の他に稽古着が無造作に吊る下がっている。

柔術の技は青年が子どもを投げて、受身の稽古をさせているようである。

受身は右手を伸ばして左手を枕にしているのが、いかにも古流らしい。

今ではこの受身を取る流派は筆者の知る限り一つしかない。

周りで多くの子どもたちが稽古を見ているので、田舎にしてはかなり大きな稽古場であったことがわかる。

子どもたちも全員袴を着けている。

また上衣は筒袖の稽古着である。

子どもたちの見学の態度が悪いが、地方の寺子屋や武術の稽古場では子どもに対してそれほど厳しい教育はしていないことが、いろいろな史料から判明している。
by japanbujutsu | 2013-12-12 17:19 | 武術論考の部屋 Study

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