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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

『皇国武術英名録』の武術⑧ 霞神流柔術

『皇国武術英名録』の武術⑧ 霞神流柔術

霞神流柔術は制剛流から出ている。

この流儀では、珍しく長柄鎌を伝えており、当協会が所蔵している。

技法は非常に趣があり、優れているが、後継者に恵まれず、昭和になって絶伝した。

『皇国武術英名録』に掲載された稽古場は、上野国西群馬郡下小島村の新勇館で、当時の師範は峯岸文蔵。維新後も髷を結っていた。長男文信が流儀を継承した様子である。

紹介する形は、「足破」。

拳を霞に構えたところは何とも古流らしく、またその拳も古流独特の握り方をしている。

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時折、古流柔術の演武で、空手式の拳を使っている流儀を見かけるが、古流ではそのような拳を用いない。

演武者は受が梅山広吉、捕が広岡某。

霞神流は表形が二十一手、長柄鎌は表裏十手の形がある。
by japanbujutsu | 2013-12-16 17:48 | 武術論考の部屋 Study

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