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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

柔術技法の研究 『拳法図』 その9 折取

柔術技法の研究 『拳法図』 その9 折取

柳生心眼流兵術は片衣・両衣・袖突・打込・折取・襟取・大搦の七ヶ条を十変化、合計七十手で稽古を行う。

最初の拳法伝四変化、二十八手を修得して切紙(初伝)、次に七十手すべてを修得して中意位(師範代認可)、さらに口伝・秘伝を授かり修行歴、指導歴を考査して免許皆伝(指南免許)となる。

その五本目の取り口「折取」。
右手で相手の胸襟、左手で帯を掴む想定である。

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この想定は仙台藩の柔術に多く見られる取り口で、流儀を超えて普遍的に存在する。
他藩の柔術形にはほとんど見られない。

この拳法図が伝える楊心流がいつ頃、どこから仙台藩に入ってきたものか不明であるが、やはり技法に仙台藩伝柔術の色が濃く現れている。

捕方が技を返して来ないときには、この体勢からさまざまな技を繰り出すことができる。

たとえば、下に示したように、幕末期の柔術では巴投げを掛けるときに、胸襟と帯を取って敵を崩し、それから引き戻して掛ける技があった。

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by japanbujutsu | 2014-02-18 17:39 | 技法研究の部屋 Skill

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