大東流の成立 Establishment of Daitô ryu
大東流の成立は明治30年ごろ。
それ以前の記録は全くなし。
武田惣角に柔術の師匠はいない。
つまり武田は大東流の祖。
すべては彼の創作。
もちろん全国を行脚しているから、いろいろな古流を見聞していることだろう。
系図は会津武田家の家系図で、武術の相伝系図ではない。
伝書は一刀流からの引用があるから、これも創作だと解る。
大東流以外の合気術、合気柔術、合気之術を名乗る流派は、いずれも大東流とその分派からの創作。
研究や調査を怠って、合気道の発祥を会津などと真面目に思っている輩が今もあまりにも多い。
事あるごとに啓蒙していかないと、いつになっても真実は埋もれたままになってしまう。
大東流の技法は素晴らしい。
しかし、相伝体系(カリキュラム)が系派によってバラバラであり、中には形が存在しないなどという系統もある。これでは武術は相伝できない。これらの会派では巻物も与えられないらしい。