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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

整骨・整復・整筋

整骨・整復・整筋

江戸時代における整骨・整復・整筋の技術は柔術士が修得し、それを生業とした。

それは明治時代まで続いたが、近代の西洋外科移入にともない、日本古伝の技術を伝える者は今は名倉堂以外にはなくなってしまったのではなかろうか。

制度が伝統を崩壊した好例である。

整骨・整復・整筋は命に関わる場合はほとんどなく、いわば師伝による経験知で以て施術した。
資格は他の芸事や医術と同様に、師匠から弟子への相伝によって行われる。
だからこの世界にも流儀が存在した。
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名倉と言えば骨接ぎの代名詞として、「千住の名倉」は全国に知られている。
名倉家は、名倉重直が足立区千住に移り住み、その四代後の名倉弥次兵衛直賢が、骨接ぎを始めた。これが日本で初めての接骨院である。柔術は武備心流を伝えた。

全国にある「名倉」関連の院は、名倉の下で修行を積み、家名継承を許された院である。
近代医学が進む中、現在でも日本古来の無血療法(手術しないで治す方法)を伝承している。
by japanbujutsu | 2014-10-22 19:38 | 武術論考の部屋 Study

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