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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

静流薙刀

静流薙刀

戦前発行された『剣道神髄と指導法詳説』に静流薙刀形の解説が出ている。
岡山県に伝承していた系統で、著者の谷田左一が下宮祐米から学んだ。
谷田は他に、水上熊雄から真心影流剣術を、加藤新太郎および中島春海から無刀流剣術を、中井前から身捨流居合術を学んでいる。
六尺の短い薙刀を用いる。

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男使いで解説しているのが、なんとも貴重な資料である。
戦前の剣道家は、古流の形を演じるときは、しっかりと古流の姿勢・動きを墨守していることがわかる。

本書では静流薙刀の形、表裏十四本を詳細に解説しており、復元は十分に可能である。

ちなみに嘘のような本当の話であるが、この静流が江戸時代に仙台藩に伝わり、東北訛りで「しずか」を「すずか」と発音した。そしてそれがいつしか静から鈴鹿となり、静流は鈴鹿流となった。
by japanbujutsu | 2014-12-26 17:52 | 技法研究の部屋 Skill

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