ブログトップ

国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

japanbujut.exblog.jp

本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

「左剣」 の最初の抜き付けについて

「左剣」 の最初の抜き付けについて

「左剣」 は先の先を取る技であるから、我から動き、その直後、敵が短刀の柄に手をかけた刹那、その小手を刀身で押さえる。

この動作を現在は小手ではなく頭を押さえている(そのため刀を止める位置が高い)向きがあるが、やはり小手が正しいだろう。
青木の写真でも刀身を深く落としている。そのためには足幅を広くして腰を落とす必要がある。
次の関口流居合の古い絵伝書を見ていただきたい。
b0287744_1642213.jpg

刀が返っており、刃が小手を切っていないことがわかるだろうか。
そう、鎬で小手を押さえているのである。
もっともわかりやすいのは術者の右手の握りである。
あるいは絵師の思い違いだろうか。
小手は切らずに一太刀で首を落とす。
これが関口流左剣の極意かもしれない。
by japanbujutsu | 2015-03-19 17:29 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryu

by japanbujutsu