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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

袴着用時の柔術稽古用帯 Wearing of the obi in the jujutsu.

袴着用時の柔術稽古用帯 Wearing of the obi in the jujutsu.

国際水月塾武術協会の海外セミナーでは、誤った武術文化の伝承がこれ以上拡散しないように、技以外にもいろいろな教育を施している。

例えば、
1 体育館に下足で入ってくる。
2 畳の上に靴やソックスを着用したまま上がる。
3 アクセサリーを着けたまま稽古をする。
4 袴の下に柔道用の下衣を着用していない。 
5 Tシャツで稽古する。 
6 袴の下に稽古帯を着けている。

などを何の疑問もなく行っている。
今回のセミナーでは、これらをすべて正した。
ここでは6について述べる。

袴の下に稽古帯を着けるのは合気道がその始まりであろうか。
とにかく腹の前に大きな ”瘤” ができて見苦しいし、袴が出張っていやらしくもある。

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柔道スタイルにそのまま袴を着けてしまうから、そのような見苦しいスタイルになるのである。

稽古帯は着衣の一番上に着けるのが正しい。
だから、袴を着用すれば、袴の上から締める。

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合気道と同じ大東流から出た八光流柔術では袴の上から稽古帯を締めている。
これが正しい。

稽古帯は幕末期に普及し、諸藩に及んだ。
古流には形にも乱取りにも帯を掴む技があるから、稽古帯は一番上に締めなければならない。

以下に示す画像は明治末期に創流された神道六合流柔術と、明治期にドイツに伝えられた柔術における稽古着姿である。

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ともに袴の上から稽古帯を締めている。
by japanbujutsu | 2015-08-16 17:03 | 武術論考の部屋 Study

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