ブログトップ

国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

japanbujut.exblog.jp

本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

熱意

熱意

習い事というものは何に限らず熱意がない者は大成しない。
さだまさしが歌っているように「強い夢は叶う」。
そのことに熱意のない者がどうしてそれを稽古しようとするのか、まったくもって理解できない。
日本で古武道を学んでいる者の9割以上(独断による数値)は、古武道に興味がない。
これほど矛盾していることはないだろう。
興味があれば、自分の学ぶ流派のことを調べるし、歴代の相伝者くらいは暗唱できるはずである。
古武道の師範は自分の弟子に「自ら学ぶ」ことを強制も奨励もしない。
そんなことでいい弟子が育つわけがない。

海外で講習会をする。
今回のベルリンでは参加したのはほとんど有段者。
意識が高い人たち。
「熱意」が不足している者たちはバカンスに行ってしまう。
これでは正直、古武道なんか習わない方がよい。
だって、私の直伝は年に一度しか受けられないというのに、その一度に参加しないのだから。

免許皆伝を受けるまで、稽古や演武会には皆勤し、道場に尽くし、門人同士で親和を深める。
そして免許を受けたら、今度は自分が弟子を取って教える。
これが古武道を学ぶ者の責務である。
これができない流派、道場は潰れる。
日本人の伝統文化に対する興味の喪失と、文化を学習する資質が下がったのは、すべての日本人の責任である。

b0287744_17435740.jpg

ベルリンでのセミナーに国を越えて参加するハンガリーの「熱心なメンバー」。
by japanbujutsu | 2015-08-22 17:21 | 武術論考の部屋 Study

by japanbujutsu