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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

柔術の当身に用いる拳形

柔術の当身に用いる拳形

柔術の基本理念は「神武不殺」「殺活自在」である。

そのために多くの場合、当身に用いる拳は親指を内側に握った形にする。
これは拳そのものに力を込めることができない握りで、護身のための拳形である。
一方、空手や中国拳法に用いる拳は敵を突きで倒すための親指を外にした拳であり、固く攻撃的である。

柔術の拳で親指を中に握るのは、親指の逆を取られないためではない。
むしろ他の四指の逆を取られてしまう。
あくまでも拳に力を込めないための仮当てに用いる方法である。

中澤流護身術では終始、親指を内側にしてしている。

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最近読んだとある小説に、この拳の名前を「お友だちパンチ」と表現していたのは言い得て妙である。
by japanbujutsu | 2015-08-28 17:29 | 技法研究の部屋 Skill

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