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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

現行居合の二つの疑問

現行居合の二つの疑問

以前にも一度述べたが、次の図を見ていただきたい。

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① まず第一に、抜き付けで尻が立っていない。
「肛門へ踵を押し当て」 と書いている。
影山流の古伝も同じ体勢であり、関口流抜刀術でも古伝は同じである。
現代居合はどうして皆、腰が上がっているのだろう。
腰を上げたら、敵のどこを斬っていることになるのかよく検証していただきたい。
矛盾だらけであることに、どうしてだれも気付かないのだろうか。
無理矢理斬る場所を設定している不合理になぜ疑問が浮かばないのだろうか。
だれも真実を追究しないのは、日本人の一番よくないところである。

② 次に真っ向斬り。
江戸時代の初期に、それまで袈裟斬りしかなかった居合の斬り方が、真っ向から斬る技に変えられてしまったのである。
果たして実戦において敵の頭を真っ二つにスイカ割りしていいものなのだろうか。
いや、そんな下劣な斬り方はしないはずである。
第一、そんな斬り方をしたら晒し首にさえできない。
脳みそが飛び散り、悲惨な状況になる。

となると、これはやはり運刀法を学ぶ武術の稽古だけにおける特殊な技法なのではあるまいか。
諸賢の識見を乞いたい。
by japanbujutsu | 2015-11-04 17:28 | 技法研究の部屋 Skill

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