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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

男薙刀の技法

男薙刀の技法

筆者が五十嵐きぬ師範から相伝した穴澤流薙刀は、女使いの操法である。
だから形は膝を離さず小走りで行う。
しかし、五十嵐師範の二代前は新庄藩指南役の武士であり、男使いであったはずである。

一体、男使いとはいかなるものだったのだろうか。
それを検討するには、現在伝承されている以下の古流薙刀を参照するしかない。

香取神道流
念流
直元流

しかし、これらの流儀でも薙刀は女性が演武することが多いし、見ると男女ほとんど同じ動作で形を打っている。
これは敢えて女子用の形を残さなかったということだろうか。
江戸時代、薙刀の各流儀では、およそ女作法を教授したはずである。
そして、穴澤流、天道流、直心影流、楊心流、武甲流などでは女使いしか残らなかったのである。

それ以外は残された資料から検討していくしかない。
『武道図解秘訣』には貴重な男使いが図入りで紹介されている。
足幅が広いことがわかる。

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いただけないのは流儀を天神真楊流としていることである。
天神真楊流は柔術専科の流儀である。
by japanbujutsu | 2015-11-12 17:57 | 技法研究の部屋 Skill

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