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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

空手と琉球衣装

空手と琉球衣装

大勢に流されるというは、文化・文芸の分野でもよく見られることである。

空手が大正時代に沖縄から本土に伝えられると、アッという間にその稽古着が講道館柔道と同じスタイルになってしまう。
柔道着はつかみ合うので厚いが、空手はつかまないので薄い生地で作るようになった。

当初の空手着は柔道と同じように、下衣は膝上寸だったが、次第に膝を覆うようになり、今では脛のあたりまで長くなっている。

下の写真は膝までの長さだった時代。

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それがフルコンタクト系の空手では裾がすっぽりと足を覆い隠すほどの長さになってしまった。

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これに影響されて、沖縄の空手家までが、本土の稽古着に倣うようになってしまったのは完全に文化の喪失である。

エイサーに見られるような琉球衣装があるにもかかわらず、なぜそれを着てやらないのか、不思議でならない。

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琉球衣装の方が襦袢と猿股の下着姿よりはるかに格好良いだろう。

こちらも文芸復古してほしいと願う。
by japanbujutsu | 2016-03-22 17:13 | 武術論考の部屋 Study

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