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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

流儀名の読み方

流儀名の読み方

古武道を修行する者が自分の流儀名の正しい読み方を知らないと言うのはかなりの致命傷であるし、流祖に対してこれ以上の冒涜はない。

例えば天道流。
これは「てんとうりゅう」と読む。 「てんどうりゅう」 ではない。現在の全日本薙刀連盟に何回か訂正を求めたが、相当に頭が悪いらしくて、返事すらよこさない。人としての礼儀も知らないらしい。当然今も 「てんどうりゅう」 と読んでいる。バカもこうなったら最早つける薬はない。

次に神道無念流。
これは当然 「しんとうむねんりゅう」 と読む。
全日本居合道連盟に当流の形が採用されていて、彼らは神道無念流を 「しんどうむねんりゅう」 と読んでいる。
日本の宗教 「神道」 の読み方を師範が読めないのだから、連中の頭の悪さは手に負えない。そして、驚くことなかれ、私が今まで会った武術を嗜む人たちの十中八九はこれを 「しんどう」 と読んでいる。完全に日本人失格である。情けない。

そして柳剛流。

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これは 「りゅうこうりゅう」 と読む。 「りゅうごうりゅう」 ではない。
これは実際に見聞しなければわからないことで、間違いの発端はすべて流儀の部外者が勝手にそれを 「りゅうごうりゅう」 と誤読したことによる。

天神真揚流。
これは実は昭和の時代に一時期 「てんしんしんようりゅう」 と読まれていたことがある。私がその後に 「てんじんしんようりゅう」 が正しい読み方であることを主張したら、いつのまにか 「てんじんしんようりゅう」 に変わっていた。

このように見てくると、現代人の勝手な読み違いが、そのまま通用してしまうことが多い。
もしかすれば、天然理心流は 「てんぜんりしんりゅう」 と読むのが正しいのかも知れないし、居合の英信流は 「ひでのぶりゅう」 が正しい可能性も高い。なぜならば、この流儀の中興祖、長谷川内蔵助英信の読みは「はせがわくらのすけひでのぶ」と読むのが正しいからである。英信は諱であり、訓読みにするのが正しく、音読みにすることはほとんどない。

皆さんは宮本武蔵玄信の 「玄信」 を何と読んでいるのだろうか。まさか 「げんしん」 と読んでいないと思うが、いかがだろうか。ネットで検索してみると、ほとんど「げんしん」と誤読している。正しくは 「はるのぶ」 と読む。

武術は技法だけを学んでいればいいというものではない。
流儀のことをもっと深く掘り下げて、正しい伝承に心掛けてほしい。
by japanbujutsu | 2016-04-11 19:15 | 武術論考の部屋 Study

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