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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

柳剛流の階梯のこと

柳剛流の階梯のこと

柳剛流ではまず剣術から入り、その途中で居合が加わり、突杖を修め、秘伝の薙刀で終わる。

宮本武蔵は 『五輪書』 の各文節の終わりに 「能々吟味、工夫あるべし。鍛錬あるべし」 と加えているが、これがまた意味深長である。
つまり、修行というのは、鍛錬に始まり→吟味→工夫と進み→鍛錬にもどる。
この繰り返しであるという。

なるほど柳剛流ではまず剣の遣いを教え、すぐに居合を教える。

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                   水月塾埼玉支部の瀬沼師範による柳剛流の居合

これは居合で鍛錬して剣で吟味すると考えられ、薙刀で工夫するという置換ができるのではなかろうか。
これは実際に柳剛流を稽古している者でなければ、何を言っているのかサッパリ解らないと思うが、実際に流儀の課程がそのように位置づけられているのである。

ここで問題なのは突杖(とつじょう)の存在である。
この杖術だけは一連の流れの中に入っていない。
だからその杖術だけを稽古したところで柳剛流のことは何も悟ることはできない。





(完)
by japanbujutsu | 2016-08-06 17:27 | 柳剛流兵法 Ryûkô Ryû

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