ブログトップ

国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

japanbujut.exblog.jp

本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

破門・除名・退会

破門・除名・退会

ある流儀・道場を破門になったら ( 除名されたら、退会したら ) その流儀は完全に捨てるべきである。
ましてや、その流儀をそのまま名乗って( あるいは流儀名を変えて )、同じ技や形を門人に教えるなど言語道断である。

道場を去ったのなら、その道場で学んだすべての技、形も潔く捨てるべきである。
免許皆伝(教授の権限)の有効性は、あくまでも師弟関係が健全な上で成り立つものである。

武術にまったく関係のない系譜・家系図を持ち出して、武技の伝授などまったくなされた形跡のない人を担ぎ上げ、伝系を捏造するなど、天罰が下る行為である。
あるいは師匠に血判を差し出しておきながら、何の躊躇いもなく道場を去る者。
これにもまた天罰が下る。

遊女の三枚起請ではないが、武術の起請文をそんなに軽んじてはいけない。
今でも入門に際して血判をさせている流儀があるらしいが、果たして実効性が伴ったものなのだろうか。
もし、実効性がないとしたら、軽々しく血判などさせるべきではないと考える。

武術の師弟関係は、スポーツにおけるコーチと選手の関係とは訳が違う。
しかし、現代では後者の方がむしろ強い絆で結ばれているのではないだろうか。
そんな気がしてならない。
武術を志す者はもっともっと真摯に取り組むべきである。

下の写真は小野派一刀流剣術の幕末から明治にかけての起請文。
実効性を伴っていた時代の起請文である。

b0287744_20411073.jpg






(完)
by japanbujutsu | 2016-09-01 17:51 | 武術論考の部屋 Study

by japanbujutsu