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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

手裏剣術の標的板

手内剣術の標的板

筆者はもちろん根岸流を学んだことはない。
しかし、名和弓雄氏や山村寿翁氏その他からいろいろ聞き及び、打法もいくつか教えを受けたことがある。
しかし、投擲武術を好まなかった筆者は手内剣を本格的に稽古したことはなかった。
現在は、転機があって今まで収集してきたさまざまな江戸時代の手裏剣を使って、毎日独自に試技を続けている。
いずれ、その粋に到達できればよいのであるが・・・。

さて、これまでに出版された手内剣術に関する書籍で、参考に値するものといえば 『手裏剣』 (成瀬関次著)ぐらいだろうか。
その他の書籍は読む気にもならない。
この本の中には写真も掲載されていて、参考になることが多い。
たとえば次のような標的板に関する記述がある。

(前略)厚み五分以上広さ二尺以上の標的板をつるし、標的板には、直径一尺二寸又は八寸の円を線で描き、其の中心に直径三寸の円を黒色であらはす。その高さは、標的の中心を己の臍と一致する如くする。(後略)

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公開されている演武を見ると、根岸流もその他の流儀も標的の位置が高すぎるのではないだろうか。
中には標的のないものまである。
ぜひ、根岸流にはこの記述を厳守してほしいと思う。
筆者は特に流儀を背負っていないので、古文献を参考に畳に独自に描いた標的を使用している。

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今後、さらに工夫を試みたい。





(つづく)
by japanbujutsu | 2016-10-07 21:58 | 手内剣探究 shunaiken

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