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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

神官の武芸

神官の武芸

日本の武術が神代より伝わり(思想上の仮託として)、戦国末期に香取・鹿島の両神宮からそれぞれ神道流・新当流が生まれ、その後も関東地方では神官が武術を相伝する風があり、幕末に至っては勤皇を標榜する神官が「兼武神官」として剣術を相伝した。

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この絵目録に見られるように、神道流の初期の段階では、長柄の得物、すなわち槍と長刀しか伝えていなかった。
江戸の初期になって剣術が加わり、やや遅れて居合が、そしてさらに遅れて棒術や柔術が加味された。
それは棒術や柔術が日常の護身、捕縛の目的で稽古されたことに明らかなように、これらの武術は集団で対する戦場では使い物にならないからである。

しかし、当初からあった槍や長刀も、江戸の泰平期には武士の教養として稽古され、剣術や居合と同等の位置に置かれるようになる。




(完)
by japanbujutsu | 2016-10-17 17:09 | 武術論考の部屋 Study

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