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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

木製武具の手入れ用油

木製武具の手入れ用油

前回、木製武具には油をくれないと、木が乾いてきて、打ち合った部分がささくれ立ってくることを説明した。
しかし、その特性油は我が家の秘伝で公開できない。

市販品で入手できるものの中で、筆者がもっとも良いと思うものを紹介する。
まず、木の材質であるが、これは白樫が一番良い。
枇杷、スヌケ、黒檀、紫檀などはいずれも稽古用武具としては不適である。
赤樫も弱くて軽くて、稽古には不向きである。

その白樫製武具の手入れである。
まず、最初は木肌が真っ白なので、そのまま使用すると、手垢と汗で柄の握りの部分だけ汚くなってくる。
これを防止するために、武具全体に 「柿渋」 を重ね塗りして薄く色をつけるようにする。
※柿渋は強烈な悪臭を放つので、人のいない場所で作業をすること。市販されていないので、ネット販売などで取り寄せるとよい。

次に肝心の油であるが、筆者がいろいろ試した中で、もっとも白樫に適しているのは 「純正荏油」 である。
これも一度にベタベタ塗らず、薄く引き延ばして塗ることが肝要である。

みなさん、稽古道具は大切な財産です。
しっかりと手入れをしましょう。

下の写真は荏油と柿渋。

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(完)
by japanbujutsu | 2016-11-04 17:02 | 武術論考の部屋 Study

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