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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

柔術は武芸の母

柔術は武芸の母

出典を知らないが、「柔術は武芸の母」 という言葉がある。
なるほど、武術を始めて数年間は素手の武術しか興味がなかった筆者もつくづくそう思う。
大学時代はもっぱら中国拳法と日本古流柔術しか興味がなかった。
柔術は実際に技が使えないと形にならない。
実際に技が利いていないと敵は崩れないのである。
これを学生時代は手加減無しで稽古したものだから今でも関節に後遺症が残っている。
柔術は力任せにするのではなく、むしろ力を抜かなければいけないと教える。
しかし、血気盛んな若者は力と力のぶつかり合いになる。
我慢をすれば押しつぶす、それでも起きあがろうとする。
当時、稽古の後は体中ボロボロであった。

そんな稽古を今の古武道を修行している人たちはやっているのだろうか。
最近は居合や剣術が流行り、柔術に目を向けようとする若者が少ないのはなんとも寂しい限りである。
柔術は直接肉体が触れ合うので、敵の力の入れ具合を直接身体で知ることができる。
当時は太極拳を兼修していたので、これが柔術の修行に相当役だった。
今の筆者の柔術の根幹には当時修行した太極拳の技法が大いに影響していることは確かである。
太極拳はその後棄てたが、その修行は決して無駄ではなかった。
「青年よ、柔術を修行せよ!」

仙台藩伝浅山一伝流柔術
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(完)
by japanbujutsu | 2016-11-06 17:40 | 武術論考の部屋 Study

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