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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

極細五寸棒手内剣 第二段階

極細五寸棒手内剣 第二段階

この極細五寸棒手内剣。
購入したときには 「騙された!」 と思った。
そう、ただの五寸釘の頭を取っただけのもの。
しかし、安価だったので、これも仕方のないことと諦めて、少しは手内剣らしくするために柄巻きを施した。

ここ最近、この何の変哲もない極細五寸棒手内剣に時間を割いて打つようになった。
それまで長大な手内剣がザクッと刺さるのに爽快感を覚え、そればかり研究工夫をしてきたのであるが、改めて極細五寸棒手内剣を打つと、いろいろな利点が見いだせるようになった。

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今回は標的に対して左右に身体を捌きながら五連打する方法を試技してみた。

極細五寸棒手内剣の武術としての利点
1 重ね打ち (同時に二本の打剣) ができる。
2 連続打ちでほとんど間を置かずに打てる。
3 斜め打ち (標的に対して斜角から打つ) でも直角に近い角度で的中する。
4 一度に10本以上持てる。
5 敵が防御しにくい(ほとんど見えない)。
6 5本程度であれば、左掌に隠して持てる。
7 安価に製作できる。


ただ一つの難点は、武具としての見た目。
日本武術の特性の一つはその使用する武具の美しさにある。
だから寸胴丸削り、寸胴角削り、鉛筆のような寸胴の六角・八角削りは美的に優れず武士は好まない。
そのうち懇意にしている鍛冶屋に依頼して、少し工夫を凝らした形態の細型五寸手内剣を作ってみたい。




(完)
by japanbujutsu | 2016-11-14 17:37 | 手内剣探究 shunaiken

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