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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

五寸針手内剣の探究

五寸針手内剣の探究

五寸針手内剣を打つ人はあまりいないようである。
手内剣をやり始めると、皆、距離を延ばすことだけに夢中になり、手内剣の特性の研究などはほとんど行わないのではなかろうか。
長寸の棒手内剣や短刀型の豪快な打剣もそれなりに魅力はある。
しかし、失中したときにはその大事な手内剣を敵に奪われ、外した手内剣は後から回収しなければならない。
またしかし、そんな無様な姿態を聴衆の面前で行うことは武士として恥辱の至りである。
打つ (投げる) とはそういうものである。
そう、投擲武術の道具は闘いの場において、基本的に消耗品なのである。
これが武術と実戦の狭間の一つでもある。
ところがこの五寸針手内剣は外してもそう惜しくはない。
美的に優れず、しかも手元に五十本ほど携帯できるからである。
そして、比較的コントロールしやすく標的への的中率も高い。
あとは間合いの克服である。

本日(11/5)、一間から間髪を入れずに、二間まで一歩ずつ下がりながら十本連打を試技してみた。

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的中率は十中八九で、ほぼ敵の顔面を中てることができる。

五寸針手内剣、意外と面白い。




(完)
by japanbujutsu | 2016-11-18 17:50 | 手内剣探究 shunaiken

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