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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

水月塾制定手内剣 「水月針剣」

水月塾制定手内剣 「水月針剣」

手内剣を始めて半年が過ぎた。
ほとんど毎日、感触を体感するために打っている。
自宅に三間打剣場があるので、便利である。
半年間、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら辿り着いたのは、何の変哲もない五寸の短細剣 「水月針剣」 。

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的中率は、二間では十打十中、三間で十打八九中といったところ。
もちろん、これまで約30種類ほどの手内剣を試技してきたが、武術としての手内剣を考えれば、いろいろな意味から短細剣が有用かつ有利であることを悟った。
現在、手内剣術を伝承する「古流」で、健全な流儀が一つもないことから、自力で研究を重ね、日本武術の大原則を逸脱することのない、日本伝手内剣を大成させることを目指している。
武術の経験がなく、ゲーム感覚で手裏剣を 「投げている」 人たちはたくさんいるが(距離にこだわり打剣姿勢が滅茶苦茶)、そんなものを見るのは目の毒である。
とにかく言えるのは、剣術の心得がない者の手裏剣術は、娯楽でしかないことである。

わが水月針剣では以下の原則を徹底して打剣する。

①順体(右足前の右手打ち)で打つ。
②打剣時に上体を前傾しない。
③打剣時に後ろ足(順体では左足)の踵をあげない。
④三間以上の間合いでは打たない。
⑤手内剣飛中の軌跡は放物線を描かない。
⑥木・畳・藁以外の物には打たない。
⑦太刀併用では行わない。

以上を厳守して稽古をする。
今後は標的の工夫や手内剣の形状の若干の変更、教習課程などを構築していかなければならないが、まだまだ研究途上であるので、公開・教伝は当分の間、行わない。
やらねばならないことが山積している。

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(完)
by japanbujutsu | 2016-12-06 17:22 | 手内剣探究 shunaiken

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