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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

甲陽水月流手内剣 開創宣言

甲陽水月流手内剣 開創宣言

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

新年を期に昨年より研究を重ねてきた手内剣について、ここに一月一日付けを以て 「甲陽水月流手内剣」 として開創することを宣言する。

約10ヶ月間にわたり、さまざまな流儀の打様を研究し、また、現在行われている新派の手裏剣術の手法を見分し、試技を続けてきた上で、私なりの一応の到達点を見た。
それはまた、現在、古流として残る手裏剣術には何らかの疑問点、問題点があるため、残念ながら私見的立場において習得を断念しなければならなかった所以でもある。

甲陽水月流手内剣は先に発表したように ”水月針剣” と呼称し、丸棒型手裏剣を使用する。
水月針剣は三才を模し、

大を天剣(七寸)、中を地剣(六寸)、小を人剣(五寸)とする。

画像、上より天剣、地剣、人剣。

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また、三剣は三位一体をなし、これで 「」 の字を象る。

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天剣と地剣の間合いは三間、人剣の間合いは一間半~二間とする。
現今、白井流と誤伝されている手裏剣は、天剣に相当するが、甲陽水月流ではあくまでもすべて直打で打つ。半転打というのは手の内の操作を無視した打法で、これを武術として採用するわけにはいかないからである。

流儀としての内容は手内剣の形状と打様、それに心得だけで、他の武術のように形の習得による階梯は設けない。
手内剣そのものが独立した武術ではなく、甲陽水月流の中の武人としての心得に過ぎないものであるという立場、解釈による。

修行はより入り、やがてへ、そしてへと至る。
あくまでも武術として練成するので、根岸流のような太刀併用の打ちは行わない。

その他の内容はすべて口伝、直伝とする。

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(完)
by japanbujutsu | 2017-01-01 07:41 | 手内剣探究 shunaiken

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