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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

手裏剣の流派

手裏剣の流派

現存している手裏剣の流派としては、根岸流、真鋭流、白井流、香取神道流、心月流、立身流、竹内流備中伝、それと創作なのか、元となった流派が不明なものに、大東流(一部)、綜武道連合会(武田流)などがある。

このうち真鋭流は根岸流から出た流派、白井流は成瀬関次の創作、心月流は藤田西湖の創作だから、残るは根岸流と香取神道流、それに立身流の四寸鉄刀しかない。竹内流は不詳。

そのうち根岸流は現伝しているので詳細は控えるが、伝承に不可解な部分が多い。
香取神道流は元来、総合兵法の中の心得として存在したものだから、いろいろな武術を習得した上で手裏剣を稽古する必要があると思われるが、なぜか、手裏剣だけが独立して指南されているようである。
唯一、立身流だけが総合兵法の一課として伝統の手裏剣術を伝えている。

こうした中で、総合兵法の中の手裏剣術のみを学ぶというのは、推奨できることではない。
古流として正しく伝承されてきている手裏剣術は、その古流を相伝する人たちが伝えていくべきものである。
だから手裏剣術だけを古流に学ぶという環境は元々日本にはなく、それがまた近年、雨後の筍の如く、手裏剣術に新派ができた理由でもある。
しかし、そのほとんどが武術としての体裁を持っていないため、こごては取り扱わない。

画像は筆者が試技用に使用している根岸流の各種手裏剣。

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(完)
by japanbujutsu | 2017-01-05 17:48 | 手内剣探究 shunaiken

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