幻の総合武術 河一方流 ⑪ 大小柄捌
大小柄捌もまた、関口流柔術を代表する技であり、この流儀が少なからず関口流の影響下に成立したことを物語っている。
画像は、敵が両手で我の大小の柄を掴みに来るのを制する形であるが、さすがにこの後の展開はわからない。
筆者が伝えている古流柔術にはほとんど柄捌きの形はなく、わずかに西法院武安流武者組にあるだけである。
ただ居合の方では力信流や荒木流に柄捌きの形がある。
(つづく)
本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。
ファン申請 |
||