『図解雑学 剣豪列伝』 ⑥
p.80 佐々木小次郎
この当時の剣術修行は、打太刀と仕太刀に分かれて「形」の稽古をするのが普通であった。小次郎は打ち込まれる側の打太刀として、師匠・富田勢源の相手を務めたとされている。
【寸評】
著者は武術の稽古についてまったくの無知であることがわかる。
なぜ弟子が師匠の打太刀を務めるのだろうか。
彼の頭の中では弟子が師匠に武術を教えることになっているらしい。
もうお終いである。
筆者はこの三十年、力信流で美和師範の、そして二天一流で荒関師範の仕太刀を務めた以外、自分の弟子に対して仕太刀を執ったことは一度もない。
松代藩文武学校における演武会で門人瀬沼氏の打太刀を務める筆者。
(つづく)