『図解雑学 剣豪列伝』 最終回
p.82 宮本武蔵
父から授かった技をベースに、あまり実用的とは言えない十手を小刀に持ち替え、二刀流を完成させたと考えるのが自然ではないだろうか。
【寸評】
この上もなく不自然である。
それではなぜ父の平田武仁はそんな非実用的な十手をわざわざ流儀に採用したのか、著者はその意味をまったく理解していない。
最初からなぜ実用的な小刀にしなかったのか。
武蔵の父は頭が悪かったのだろうか。
「あまり実用的とは言えない十手」 とは何に対して実用的ではないと言っているのだろうか。
私は個人的には平田無仁の十手は 「非常に実用的な十手」 だと思っている。
その答えが分からないのでは剣豪のことなど書かない方がよい。
(完)