礼法における刀の置き様
居合や剣術における礼法において刀は自分のどこに置くのか。
それは前、左、右の三方のいずれかである。
後ろというのは我の視野から外れるのでありえない。
筆者が継承している居合を見た場合、力信流や柳剛流、荒木流、警視流は皆前に置く。
関口流(下画像)では左に置き、神道無念流では右に置く。
これらは流儀における所作の違いだけであって、特に意味のあることではない。
理屈を述べるのは大凡後世のこじつけであり、自流に都合のよい理屈を並べている。
(完)
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