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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

カテゴリ:武具の部屋 Arms( 77 )

古武器の収集

日本において古武器(骨董武術道具)を収集している武術家は非常に少ない。
これは残念でならない。
この趣味は外人に愛好している者が多いのだが、彼らが収集しているのは新物(あらもの=骨董用語で今出来の現代物)ばかりで、それらはまったく美術的・文化的価値はなく、それこそカネを捨てているようなものである。
それでも、それが彼らの宝物であるのだろうから好きなようにさせておけばいい。

しかし、不思議なのは日本の武術家たち。
古武道と現代武道の違いがわかるのなら、古武器と現代武器の違いもわかるはずなのであるが・・・
なぜ興味を示さないのだろう。
名和弓雄氏が他界後、彼のレベルで収集している人は、筆者の知る限り皆無である。
しかし、それに近い収集家は筆者を加えて数名いる。

古武道を修行している者が武具にも伝書にも興味を示さなかったら、もはや日本の伝統武術は崩壊するばかりである。
時代武具はすべて一点物であり、手作りの何とも言えない深い味わいがある。

同好の士が現れることを楽しみにしている。

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写真は筆者所蔵の武術具。すべて江戸期のもの。




(完)



by japanbujutsu | 2017-03-02 17:39 | 武具の部屋 Arms
手内剣の変身

中国製の5寸針手内剣を購入した。
なんじゃこれ???
before,

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and after.

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まあ、これで少しは使えそうだ。

※(実はかなり使い良いことが判明)



(完)

by japanbujutsu | 2017-02-28 17:39 | 武具の部屋 Arms
わが小学校時代の竹刀

保存してある武器・武具・稽古道具の中に今はもう不要ではあるが、棄てられない物がある。
小学校のときに剣道の稽古で使った竹刀二本。
よく棄てずに取っておいたものだ。

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上は小学校高学年時に使用した竹刀。
下は小学校低学年時に使用した竹刀。

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特に下のは軽い。
これを左手に持てば、今でも二刀流で戦えるかもしれない。




(完)

by japanbujutsu | 2017-02-26 17:22 | 武具の部屋 Arms
稽古道具は各自が所有するもの

武術(古武道)は技だけの狭い稽古事ではないことは何度も述べているとおりである。
それに関連して、道場に入門してある流儀を習っても、その流儀で使用する道具(武器・武具)を各自が調達しないのはどういうものだろうか。
つまり、師匠が用意するもので事足りようとするのである。
剣道場に通うのなら、竹刀と防具一式は自己調達するし、そろばん塾に入ったら自分のそろばんを用意するだろう。
しかし、武術の場合、居合では各自が居合刀を用意することは当然であるが、これが棒杖や薙刀、鎖鎌、十手など、当塾のようにいろいろな道具を使う場合、海外の会員も含めてほとんどの弟子はそれらを購入しようとしない。
その時点で興味関心が薄いことがわかり、流儀を継承する意志もないことがわかる。
まあ外人は「流儀」の意味をしっかりと理解できないから仕方ないかもしれないが、日本人はそれでは困る。
筆者は門人に武具の購入を強制するようなことはしないので、皆、刀以外の武具は持っていない。
今回もプラハの講習会では新免二刀流剣術を指導したが、技だけ習ってだれも流儀で使用する正式な大小木刀を筆者に注文しなかったのは誠に情けない。
その流儀のその術を学び、継続して稽古をする意志があるのなら、武具はすべて自前でそろえるべきである。
肝に銘じてほしい。

水月塾の日本柔術で使用する十手と鉄鎖

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by japanbujutsu | 2017-02-18 17:49 | 武具の部屋 Arms
妄想から生まれた技

ある武種について現存する流儀がない場合、考証や比較ができないために、その武術を復元しようとすると、とんでもない (あり得ない) 技が登場したりする。

鉄鎖。
現存流儀はほとんどなく、筆者の知る限りでは荒木流の僅かな形だけだと思われる。
あとは筆者が断片的に学んだ甲州陣屋伝の捕手術に含まれている鉄鎖だけだろうか。

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この武器は、原則として、離れている敵に対して、ブルース・リーのヌンチャクのように振り回すことはないし、ましてや分銅で敵の身体を打ち付けるなど言語道断なのである。
そして、鉄鎖には 「構え」 などというものはない。
構えた瞬間に敵に鉄鎖を持っていることを知らせているのであり、道具としての効果はそれだけで半減する。
ましてや、この道具を剥き出しで使うなど、古伝ではあり得ないことである。

復元・新作するのは構わないが、武術技法の普遍的な原則をよくよく研究、調査をしなければいけない。




(完)
by japanbujutsu | 2017-01-07 17:26 | 武具の部屋 Arms
心月流手裏剣

心月流手裏剣として売っていたので購入してみると、六寸しかなく騙された。
商品説明にはしっかり(約18cm)と明記してあったので、クレームは付けないが、これでは 七寸を定寸とする「心月流」 の文字を使うべきではない。

さて、これを打ってみると、実に感触が良い。

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最近、短小な手内剣をかなり打ち込んでいるので、使い勝手も良い。





(完)
by japanbujutsu | 2016-11-28 17:16 | 武具の部屋 Arms
時代手内剣

埼玉綜武館長の祖父江師範より古い手内剣を当塾に寄贈いただいた。

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実にありがたいことである。
これからまた研究させていただくとして、さっそく少し打ってみる。
丸径の棒手内剣で白井流と誤伝されている会津藩型である。

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非常に打ちやすく、手の内のすべりも良好である。
二間の直打でしばらく試技を続けてみたいと思う。
実際に使用するので、手入れをしないといけない。




(完)
by japanbujutsu | 2016-11-26 17:05 | 武具の部屋 Arms
欧州古手内剣

欧州の古い時代に使われた手内剣を二丁所蔵している。
樋が四面に入り、長い房が付く。

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この房が的中する際にパッと開く。
実に見事である。

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ダーツと違い、日本の手内剣の打様で打つ。
反転打にはまったく向かない。




(完)
by japanbujutsu | 2016-11-24 17:58 | 武具の部屋 Arms
手内剣十手を打つ

先般紹介したこの十手は鈎が広く、柄が太いので、柔術や剣術で十手を使う稽古には非常に使い勝手がよい。

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そしてまた、この十手は先端が尖っているのである。
これは驚異である。
太刀と向かい合い、太刀が侮って間合いに入った途端、十手が喉を目掛けて飛んでくる・・・

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これを実際に打ってみた。
一間半の間合いで踏み込んで打つと、ザクッと突き刺さる。





(完)
by japanbujutsu | 2016-11-08 17:00 | 武具の部屋 Arms
平田就久作 梅花透し鍔

平田就久 ひらた・なりひさ(1616~1671)

通称は彦四郎、鍔の銘は「申冬」。
江戸時代前期の七宝師、鍔師。
元和2年生まれ。
平田道仁の孫。
江戸の平田家3代。
幕府のお抱えとなり、装剣用具や日常用品の七宝を製作する。

この鍔は梅花透しに真鍮象嵌を施したいわゆる平安城。

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やや象嵌が剥がれているが、作は江戸初期のデザインを見事に継承している優れものである。

どの刀に合わせようか検討中。

みなさん、お気に入りの刀にはぜひアンティークの鍔を合わせてください。
見栄えが雲泥の差です。
市販の鉄味の悪い鍔は思い切って捨てましょう。




(完)
by japanbujutsu | 2016-10-23 17:26 | 武具の部屋 Arms

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