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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

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第20回 松代藩文武学校武道会演武会

5月29日(日)、松代藩文武学校武道会主催による第20回演武会が真田家当主真田幸俊様をお迎えして厳粛の内に挙行された。

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久しぶりに殿様の御前上覧演武となり、いつもとはまた違った雰囲気の中での演武会となった。
春の演武会は師範クラスのみということで、参加流儀も厳選されていた。

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わが水月塾からは筆者(小佐野会長)と関西支部長の山根師範が参加し、藩主真田伊豆守信房が藩に伝えた関口新心流柔術のほか、力信流棒術と穴澤流薙刀を演武した。

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(完)
by japanbujutsu | 2016-05-31 17:19 | 演武会・講習会 Seminar
無刀流組太刀

前回に続き 『剣道教範全』 からの引用。

この中に無刀流の組太刀が解説されている。

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こんな素晴らしい組太刀であれば、学んでみたいと思う。

剣道家はもっと古流に関心をもち、剣道をスポーツとしてではなく、生涯武道として学ばなければ、日本の武士文化は崩れ落ちる一方である。





(完)
by japanbujutsu | 2016-05-30 17:58 | 武術論考の部屋 Study
無刀流の構え

山岡鉄舟が開いた無刀流の構えが『剣道教範全』(『史料明治武道史』所載)に写真入りで解説されている。

演じている少年の姿勢には無駄がなく、堂に入っている。

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基本的には一刀流の別れであるから、何らそれと変わるところはないが、この少年の姿を見ただけで、その打つ形の素晴らしさが見えてくる。
武術とはそういうものだ。
武術は基礎からしっかりと学ばなければいけない。

居合の大会などを見ると、技などする前から、その帯刀姿勢を見ただけで技量がわかるというものである。





(完)
by japanbujutsu | 2016-05-28 17:47 | 技法研究の部屋 Skill
『関口流関係史料』 筑波大学武道論研究室

こんな文献が発行されていることを知らなかった。
『関口流関係史料』

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編纂は渡辺一郎門下の筑波大学武道論研究室。

デジタル大辞泉で【史料】という言葉は、「歴史研究の材料となる文献や遺物などの総称」と書かれている。
現代人がその「史料」を筆録したものは史料ではなく「資料」である。

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どうも筑波大学武道論研究室がやることは一過性の作業でいけない。
その研究が日本武術の研究や保存に何も貢献していない。
彼らが牛耳っている日本武道学会は、机上の空論ばかりですこしも実践につながるところがない。

「史料」と題するのなら少なくても影印(伝書の複写)ぐらいは掲載すべきだろう。




(完)
by japanbujutsu | 2016-05-26 17:24 | 武術論考の部屋 Study
古い鎌

鎌は武具の中ではもっとも鑑定が難しいものである。
新古の鑑定は鎖や刃部で容易に可能である(素人はこの区別もできない)。

しかし、時代のある鎌の鑑定は難しい。
何が難しいのかというと、果たしてこれが武術用なのかということ。
木製稽古用の鎌はいいが、本造りの鎌は鎖がないので判定できない。

この鎌を見ると柄には籐が巻かれ、鉄環も本科であり、刃はない。

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手貫紐を通す穴部の細工は近年の作ではない。
果たして真贋はいかに。




(完)
by japanbujutsu | 2016-05-24 17:17 | 武具の部屋 Arms
変形大十手

長さも太さも定寸より長大であり、重さもあり、これを稽古で使用してもあまり得がない。
変わっているのは鈎で、なんと柄尻から派出している。

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こんな十手は見たことがないのでコレクションに加えた。
柄を握ると鈎は敵の刀を受けられなくなるので、これはもっぱら護拳の役目をしているのだろう。
鉄味は粗く、時代もそれほど上らないと思う。



(完)
by japanbujutsu | 2016-05-22 17:06 | 武具の部屋 Arms
手裏剣術の稽古

最近、手裏剣術を独学で稽古している。
執筆作業の合間のブレイクタイムにいろいろ楽しんでいる。
史料は様々あるので、根岸流から白井流、あるいは香取神道流や香取真魂流、知心流、心月流などの所作をいろいろ試技してみる。
直打も半転打も行い、間合いも一間から三間までいろいろ工夫している。

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縦打、横打、袈裟打も行う。
使用するのは棒手裏剣のみ。
手裏剣も十手や鎖鎌と同じで、武術の世界にのみ存在する典型的な条件の悪い武器であり、実戦で使用された記録はない(成瀬氏の大陸での武勇伝は除く)。



(完)
by japanbujutsu | 2016-05-20 17:11 | 手内剣探究 shunaiken
天神真楊流柔術 宮本半蔵

天神真楊流柔術における形の名人に宮本半蔵がいた。
二代目磯又右衛門の門人、井上敬太郎に師事して免許を受け、神田の末広町で指南した。
筆者も学生時代にこの系統の天神真楊流を学んだことがあり、そのいくつかは水月塾の制定形に組み入れている。

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写真で受を取っているのは眞蔭流柔術の滝沢常三郎である。
この熟練された形を打てる人はもう日本にはいなくなった。



(完)
by japanbujutsu | 2016-05-18 17:46 | 武術論考の部屋 Study
『Classical Bujutsu』 (DAEGERR)

ドン・ドレーガー氏の力作『Classical Bujutsu』 。
なぜ、日本には彼のような研究家が現れないのだろうか。
ドレーガー氏は戦後、日本武道を海外に紹介した草分け的存在である。
講道館柔道をはじめ、神道夢想流杖術、香取神道流など幅広く武道を修行し、そのすべてにおいて達人の域に達している。
ドレーガー氏は生涯30冊以上の著作を残しているが、この『Classical Bujutsu』 は、われわれ日本人でさえ大いに触発された優れた日本武術の紹介書籍である。
筆者も大学時代に熟読した一人である。

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その中では壮年期の香取神道流大竹利典師範や神道夢想流清水隆次師範が技を披露している。




(完)
by japanbujutsu | 2016-05-16 17:22 | 武術論考の部屋 Study
『新免二刀流剣術』 解説書発行

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『新免二刀流剣術』 解説書
初版限定30部
72P 
新免二刀流剣術二十三形すべてを写真で解説(本邦初公開)
頒価 4500円(送料込み)
転売・譲渡を厳禁します。

申し込み専用メールアドレス
suigetsujuku@bh.wakwak.com

氏名、住所、電話番号、書名、部数を明記して送信してください。
振替用紙を同封しますので、到着後3日以内に入金してください。
by japanbujutsu | 2016-05-16 12:43 | 出版・広報 Public info.

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