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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

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手内剣の変身

中国製の5寸針手内剣を購入した。
なんじゃこれ???
before,

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and after.

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まあ、これで少しは使えそうだ。

※(実はかなり使い良いことが判明)



(完)

by japanbujutsu | 2017-02-28 17:39 | 武具の部屋 Arms
わが小学校時代の竹刀

保存してある武器・武具・稽古道具の中に今はもう不要ではあるが、棄てられない物がある。
小学校のときに剣道の稽古で使った竹刀二本。
よく棄てずに取っておいたものだ。

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上は小学校高学年時に使用した竹刀。
下は小学校低学年時に使用した竹刀。

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特に下のは軽い。
これを左手に持てば、今でも二刀流で戦えるかもしれない。




(完)

by japanbujutsu | 2017-02-26 17:22 | 武具の部屋 Arms
捕縄の図解

『柔術剣棒図解秘訣』には捕縄も解説されている。

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何流かは不明であるが、方円流の捕縄の資料がある雑誌に出ており、それに図解がよく似ているので、そこからの引用かもしれない。

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以前にも書いたが、武術の中で、もっとも人気がない種目かもしれない。
正式に伝えているのは一達流だけではなかろうか。
それも修行人口は極めて少ないと思われる。



(完)

by japanbujutsu | 2017-02-24 17:10 | 武術論考の部屋 Study
棒術と半棒術


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この図解に出ている棒術は荒木流だとされているが、伊勢崎伝荒木流では棒対剣なので、この情報は正しくないものと思われる。

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しかし、図解を見ると、現在のどこの流派にも見られない趣のある形で、無くなったのが惜しまれる。

次の半棒にいたっては、もはやどこの流儀も伝承していない半棒対半棒の組形であり、これは北斎漫画に描かれた流儀と同一のものと推察される。

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※画像は『柔術剣棒図解秘訣』より




(つづく)

by japanbujutsu | 2017-02-22 17:14 | 技法研究の部屋 Skill
江戸時代の撃剣

江戸時代の撃剣は今の剣道とはまったく異なっていた。

まずは足構え。
足巾が広く、腰を落とし、踵は絶対に上げない。

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剣術形の姿勢とまったく同じ姿勢で稽古する。
当然、打ち方の理合いも違ってくる。
だから膝を着いて、蹲踞の姿勢から胴を打つような技もあった。

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そしてまた、スポーツではないから短刀(小太刀)で戦うこともあった。

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剣道の試合を模倣した空手もまた同じであり、形と組手が乖離している。
上地流のように形と同じ動作で試合をするならいいが、シャモの喧嘩はいただけない。

※画像はすべて『柔術剣棒図解秘訣』より。




(つづく)

by japanbujutsu | 2017-02-20 17:05 | 技法研究の部屋 Skill
稽古道具は各自が所有するもの

武術(古武道)は技だけの狭い稽古事ではないことは何度も述べているとおりである。
それに関連して、道場に入門してある流儀を習っても、その流儀で使用する道具(武器・武具)を各自が調達しないのはどういうものだろうか。
つまり、師匠が用意するもので事足りようとするのである。
剣道場に通うのなら、竹刀と防具一式は自己調達するし、そろばん塾に入ったら自分のそろばんを用意するだろう。
しかし、武術の場合、居合では各自が居合刀を用意することは当然であるが、これが棒杖や薙刀、鎖鎌、十手など、当塾のようにいろいろな道具を使う場合、海外の会員も含めてほとんどの弟子はそれらを購入しようとしない。
その時点で興味関心が薄いことがわかり、流儀を継承する意志もないことがわかる。
まあ外人は「流儀」の意味をしっかりと理解できないから仕方ないかもしれないが、日本人はそれでは困る。
筆者は門人に武具の購入を強制するようなことはしないので、皆、刀以外の武具は持っていない。
今回もプラハの講習会では新免二刀流剣術を指導したが、技だけ習ってだれも流儀で使用する正式な大小木刀を筆者に注文しなかったのは誠に情けない。
その流儀のその術を学び、継続して稽古をする意志があるのなら、武具はすべて自前でそろえるべきである。
肝に銘じてほしい。

水月塾の日本柔術で使用する十手と鉄鎖

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by japanbujutsu | 2017-02-18 17:49 | 武具の部屋 Arms
外之物のこと

ときどき武術における「外之物」について誤った認識を持っている団体、個人がいるようである。
外之物とはその流儀が含有する武術形以外の武人として心得のことをいう。
たとえば、総合武術の中に、剣・薙刀・十手・鎖鎌があったら、それらは武術流儀の本体(教習の中心をなす武術形)であり、これを外之物とはいわない。
外之物とはたとえば「野中の幕」のようにある特殊な想定における対処の方法を教えるものであり、流儀の本体からは外れるために「外之物」と呼ぶのである。
こうした武術における故実を知らないために、自分の中で勝手に定義を作ってしまい、誤った歴史観を構築していく。
武術を志す者はもっともっと武士文化についての教養を身につけてもらいたい。
あまりにも武術に関して無知すぎるのではないだろうか。
写真は新心流(関口流)居合の外之物。

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by japanbujutsu | 2017-02-16 17:32 | 武術論考の部屋 Study
『武芸流派大事典』

このブログには非常に多くの訪問者がお見えなので(多分、某武術雑誌の読者数よりも多い)、武術を修行する際の心得の一つを書いておきたい。
その一つは『武芸流派大事典』を持っていない人は多分、武術を極めることはできないと思われること。

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ある人は「そんなことがあるか」というだろうが、そんなことはある。
まず第一にその人は、武術に興味がない。
たまたま侍や刀に憧れて武術を始めたのだろう。
だから彼らは流儀を問わない。
そして近所にある通いやすい道場に行く。
それはそれでいい。
しかし、その人に将来、師範になる意志がなかったら、その人は武術を極めることができない。
自分が楽しんで終わりである。
だから不完全でも問題ない。
しかし、将来、流儀の免許を得たらそれを今度は誰かに伝えようとする人は必死になって技や形の手順を筆録する。
そこには、流儀を背負った「責任」がある。
そして、その流儀を伝えてきた人たちに興味関心を持ち、いろいろと調べるようになる。
だからその時点で『武芸流派大事典』が必需品になるのである。




(完)

by japanbujutsu | 2017-02-14 17:24 | 武術論考の部屋 Study
師匠 阿部豊子先生

筆者は阿部豊子先生晩年の弟子であり、最後の弟子でもある。
当時、和歌山に住む娘さんのお宅に移住されていたため、山梨から和歌山まで自家用車で稽古に出掛けた。
先生は筆者に流儀のすべてを託され、ご自身の写真アルバムまで渡された。
試合で使った薙刀や鎖鎌はもちろん、筆者のために天道流の口伝をノートにびっしり書いてくれた。
筆者の宝物である。
さて、その阿部先生の写真をいくつか出してみよう。
最初の写真は昭和49年11月3日、徳島の女子大にて薙刀部の学生と。

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次は、本を出版されたときに、それを手伝ってくれた岩佐先生宅でのスナップ(当時40歳頃)

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そして次は徳島市南蔵本一丁目にあった先生のご自宅の庭で撮ったもの(40代)

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最後は筆者が通っていた頃(1997)、和歌山県橋本市の老人ホームにて。

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師匠の写真も筆者の宝物の一つである。



(つづく)

by japanbujutsu | 2017-02-12 17:21 | 天道流武術 Tentô ryu
手内剣箱

武具の手入れは言うまでもなく、その保管や携帯のための箱も大事な物の一つである。
刀の場合も稽古刀などは刀架に掛けておいてもよいが、高価な刀剣類は「刀箪笥」に保管するのが鉄則である。

先般、骨董屋で手内剣を保管、携帯するための小箱を購入した。

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やはり武具は趣のある時代箱に保管したいものである。
これもまた武人の嗜みであろう。





(完)
by japanbujutsu | 2017-02-10 10:52 | 手内剣探究 shunaiken

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