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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

行灯袴

行灯袴は袴のなかに中仕切り (襠) がないスカートタイプの袴である。
着流し姿の普及によって着用が簡便な袴として作られた袴で、江戸後期には一般化した純国産の「和袴」である。

武術の稽古ではほとんど使われない・・・
というのが一般的な見解である。
武術で使うのは馬乗袴、そんなことはだれでも知っている。

それでは本当に行灯袴は武術の稽古で使われなかったのだろうか。
ここに一枚の写真がある。
雑誌の取材で天神真楊流の宮本半蔵と香取神道流 (揚心古流) の杉野嘉男が 「引立」 の形を演じている一枚である。

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ここで宮本が着用しているのは明らかに行灯袴である。
取材ということで、演武をするつもりはなく、着流しに袴で来たのだろうか。
でも他の参加者はしっかりと紋付きに馬乗袴を着用しているから、最初から演武をする予定であったはずである。
これから江戸期の文献を精査して考証してみたい。
※考証は 『水月』 紙で発表する。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-11-16 17:08 | 武術論考の部屋 Study
関口流抜刀術駿河館 箱根神社演武会

12日(日)、静岡県裾野市の関口流抜刀術駿河館は、箱根神社で演武会を開催した。

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正式参拝の後、武道場にて午前・午後の二部に渡って演武した。

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(完)
# by japanbujutsu | 2017-11-14 17:14 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryu
関口流抜刀術駿河館

先日の藤枝における静岡県古武道演武会の日は、ちょうどルーマニアから我が本部道場にキァラヴァン夫妻が稽古に見えており、この日は同行させて演武を見学させた。

帰りに折角の機会だから、駿河館も見学させ、記念写真を撮影した。

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(完)
# by japanbujutsu | 2017-11-12 17:39 | 武術論考の部屋 Study
薙刀の操法

同じ飯篠長威斎の流れでありながら、どうして操法がまったく異なるのだろうか。

香取神道流と穴澤流の薙刀。

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香取神道流では三等分把持法を用いるのに対し、穴澤流では三分一把持法を採用している。
ちなみに直元流、戸田派武甲流では二分一把持法、天道流は石突側を余した三分一把持法、直心影流は短い薙刀を遣うため穴澤流とほぼ同じである。

薙刀を持つ位置を変えると操法はまったく異なるものとなる。
三等分把持では石突を多用する特徴があるが、薙刀中央部を操法の回転軸としているため、打太刀(剣)との間合いが剣と同じになり、薙刀の長さを活かすことができないという難もある。
穴澤流の回転軸は手元で、操法は剣と同じ理合である。

詳細な考証は 『水月』 紙上にて。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-11-10 17:05 | 武術論考の部屋 Study
静岡県古武道演武会

11月5日(日)晴天の好日、静岡県藤枝市の郷土博物館で第二回目の古武道演武会が開催された。

演武流派は英信流、水鴎流、関口流、伯耆流、香取神道流、戸山流の六流派。

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当日は静岡県内の刀剣展も開催されており、興味深く見ることができた。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-11-08 17:17 | 演武会・講習会 Seminar

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