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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

国際水月塾武術協会が伝えている天道流の形

杖 10本
 五法 さし合 一本杉 巻込 散し巻込 大散 小散 芝引 戸口 五法返

鎖鎌 8本
 獅子の洞入 投鞠(紅葉重) 石火の入 両角 天狗返(達磨) 星月 流星 重ね散し

剣術 48本
 ○八段の武
   上段の印・同裏 切懸・同裏 下段の印・同裏 違位・同裏 小車・同裏 東坊・同裏 合位・同裏
   晴風・同裏 早風・同裏
 ○七段の武
   三條武 重月影 英劔 雄劔 守身劔 右劔 左劔
 ○曲尺の段
   縛殺の曲尺 徹の曲尺 懸の曲尺 風柳の曲尺 待の曲尺 立の曲尺 横の曲尺 活の曲尺
 ○表の位
   小乱 夜の太刀
 ○裏の位
   八重垣 虎の尾 下り藤 無変 一刀
 ○入身の位
   上下の留 一文字 十文字 小返 拳折
 ○太刀合
   巻返 打返 重打 蟹の横這 辻切

二刀 16本
 ○二刀の位
   陰の位 切入 乱入 獅子飛 波返 水車 切先返
 ○二刀極意の位
   陽の位 両手留 無敵の劔 手離劔の大事
 ○五段位唯授一人
   心巻 意巻 気巻 動巻 観巻

短刀 5本
 鉄當の位 待見 不離劔 實正の位 寄

小太刀 3本
 相打 蜻蛉帰 中霞


薙刀の形138本は当協会では伝承せず。現在、薙刀を専門に稽古している者でも、これらの形をすべて正確に打てる者は極めて少ない。それは薙刀を競技として「練習」しているためであり、武術として「修行・稽古」をしていないためである。

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                   阿部先生と西垣きん師範による短刀「實正の位」


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                    阿部先生による五段位唯授一人「動巻」の形


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               阿部先生検視による会長と関西支部無津呂氏による剣術形


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               関西支部長山根氏と会長による鎖鎌(ベルリン大会 2012)
# by japanbujutsu | 2012-11-17 15:12 | 天道流武術 Tentô ryu
新庄藩伝穴澤流薙刀の内容

現在伝承されている形


表十四手の次第(Omote jûyonte no shidai)

一 上段之事(Jôdan no koto)
一 中段之事(Chû dan no koto)
一 下段之事(Gedan no koto)
一 左之事(Hidari no koto)
一 右之事(Migi no koto)
一 両脚之事(Ryôashi no koto)
一 腰車之事(Koshiguruma no koto)
一 紅葉重之事(Momijigasane no koto)
一 花重之事(Hanagasane no koto)
一 波々風返之事(Hagyû no kaeshi no koto)
一 風間繰之事(Kazamakuri no koto)
一 大嵐之事(Ôarashi no koto)
一 小嵐之事(Koarashi no koto)
一 獅子之歯噛之事(Shishi no hagami no koto)

これに初段免状の「剣震之事(Tsurugifurashi no koto)」が伝承されている。

穴澤流の特徴は横一文字の胴斬りと、体変換しながら打ち込む面打にある。神道無念流立居合の斬撃がすべて袈裟であるのに対し、穴澤流の操法は縦横の十文字斬りであり、対照的である。だからこそ、当塾には
大変都合のよい流儀であり、技法である。また扇形に開く脇構えは真に優雅である。

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                             『穴澤流薙刀本心巻』


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                  山形県新庄小学校で児童に薙刀を指導する五十嵐きぬ先生


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                       なぎなた大会で演武する五十嵐きぬ先生


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        海外で唯一穴澤流を修行しているベルリン支部指導員Anne-Sophie Rosenberg氏(中央)
# by japanbujutsu | 2012-11-16 22:14 | 穴澤流薙刀 Anazawa ryu
現在伝承されている力信流の形

棒術 14本
 棒術は径8分の六尺棒を用い、長く使うのを特徴としている。熟達すると棒がブンブン唸るようになる。形は棒対棒の想定である。なお、以下に記す形の名称は昭和の戦後に用いられたもので、戦前の目録と相違している。また、その戦前の目録も江戸期の伝書に記された名称と異なっている。

一本目 受け留(Uketome)
二本目 払ひ受(Haraiuke)
三本目 抜き打(Nukiuchi)
四本目 下股打(Shitamatauchi)
b0287744_23435087.jpg五本目 中 受(Nakauke)
六本目 脇 留(Wakidome)
七本目 手 槍(Teyari)
八本目 流し受(Nagashiuke)
九本目 脇 突(Wakizuki)
十本目 引き別れ(Hikiwakare)
十一本目 仕合棒(Shiaibô)
十二本目 笠の下(Kasanoshita)
十三本目 身隠し(Mikakushi)
十四本目 抜き打ち(終い棒)(Nukiuchi/Shimaibô)

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剣術 10本

五ヶノ剣(Goka no Ken) 五箇条
目録形(Mokurokugata) 五箇条


居合 5本

一本目 抜付の事(Nukitsuke no koto)
二本目 抜き突の事(Nukutsuki no koto)
三本目 後敵の事(Ushiroteki no koto)
四本目 即座の事(Sokuza no koto)
五本目 柄砕車切の事(Tsukakudaki kurumagiri no koto)

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                          美和靖之師範と会長による棒術
# by japanbujutsu | 2012-11-12 22:16 | 力信流武術 Rikishin ryu
柳生心眼流の体系

現段階の研究では、当流の一部の派で伝えられている甲冑技法は、明治以降の付加伝だと思われるため、ここでは国際水月塾武術協会が伝えている兵術(拳法柔)の体系について紹介する。


鈴木兵吉系

表   7
中極 7
落   7
切   7
 ※ここで初めて「切紙(初伝の巻物)」を授かる
取放 7
取返 7
居取 7
取手 7
小具足 7
潜手 7
小手返 7
 ※ここまで修めて「秘伝目録」を授かる

その後、秘伝の技を学び、指導実績などを踏まえて免許皆伝(「免許御免目録」)を授かる


竹翁舎の島津兼治師範からは毎週の土日、泊まり込みで約3年間学んだ。ほとんど個人指導で、初伝技から奥伝・秘伝技まで三百手にわたる技法を稽古した。すべて記録に残してある。
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島津師範と我が水月塾道場にて演武(1983)
# by japanbujutsu | 2012-11-11 21:44 | 柳生心眼流兵術 Shingan ryu


八戸藩伝神道無念流は立居合十二本のみを伝えている。礼式を座して行うが、独特の所作を持っている。

形の特徴は、他藩の伝と異なり最初に三歩出る動作がない。

体構えは東北諸藩の武術によく見られる一重身の「角体」で、歩幅は広く、完全に撞木の足構えとなる。「踵を上げて正面体で打つ剣道」を修行した者はなかなかこの動作ができない。

斬りつけはすべて袈裟であり、他藩のような正面斬りや真横の胴斬りもない。「エイ」「ヤー」「トー」の掛け声も勇ましい。
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一本目 前
二本目 前
三本目 後
四本目 前後
五本目 前から右左
六本目 前から右
七本目 前から左
八本目 左向きから右
九本目 前
十本目 前
十一本目 後退
十二本目 前

合神承伝流はこの十二本の裏形となる。


                                   写真は小瀬川充師範による四本目


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                        小瀬川充師範の気力漲る迫力の居合


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             免許皆伝者だけに授けられた小瀬川充師範直筆の『神道無念流明筆』
# by japanbujutsu | 2012-11-10 22:22 | 神道無念流居合 Munen ryu

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