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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

擲標

中国の武術書 『剣経』 に「擲標」という兵器が掲載され、それが日本に流れて国風化された。

擲は投げるという意味、標は日本の手裏剣と同じ武器。
中国ではこれに縄を付けた縄標が有名である。

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さて、この伝書は以前にも当ブログで紹介したが、今回は擲標に的を絞って見てみたい。

標を擲げるのだから、武技としてはそのまま手裏剣と同じものとなる。
しかし、これがどのように和風化していったのか大いに疑問である。
伝書には擲標の下に 「奪気乗隙」 とある。

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正に気を奪い、隙に乗じて攻めるのである。
ということはこの標は決め技ではなく、脅し用の道具ということになろうか。

伝書にはさらに、

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「細竹の柄鉄の鉾前重後軽前粗後細」とあり、竹製の柄があったことがわかる。

それ以上の詳細は伝書からは知る由もない。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-03-20 17:35 | 手内剣探究 shunaiken
甲陽水月流手内剣の内、人剣(五寸針)の連打

本年開創した甲陽水月流手内剣は、天剣 (七寸)、地剣 (六寸)、人剣 (五寸)の三剣があり、これを三剣一統として三才を象る。
いずれも丸棒型の打針手裏剣を使用する。
これには拘りがあり、これまで他の手裏剣術者が採用していなかったというのが理由の一つでもある。
しかし、さすがに人剣には軽量故に間合いの制約があり、最大で二間とするのが限界である。
それを補完するために、遠間用の地剣と天剣を採用している。

この五寸針手裏剣を四間以上で的中させると言う者がいるが、空気抵抗を考えれば物理的に不可能である。
一度、動画を見たいものだ。

今回は、人剣を30本連打してみた。
何度も撮り直すは面倒なので、何本かは外しているが、一度録画したものをそのまま公開する。
数打ち連打や重ね打ち (一度に二剣を打つ) ができるのも人剣の利点である。




この五寸針手裏剣を打ってみたい人はいつでも体験できます。
問い合わせください。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-03-18 17:13 | 手内剣探究 shunaiken
道場名

日本武術がもっとも稽古されている外国といえばヨーロッパ諸国である。
ところが、それを指導する日本の師範が誤った知識を拡散するから、とんでもない日本武術が蔓延している。
忍法、忍術はその代表格。
もう手が付けられない。

それからもう一つ。
道場名である。
これも日本の師範が何も指導しないから、彼らは誤った観念で道場名をつける。
●●道場。
この●●がダメ。
ひどい場合には動物や魚、昆虫の名前まである。
まるでそこは動物園。
わが元ルーマニアの支部道場にも 「山武士道場」 なるものがあり、改名を勧めたが、日本の剣道の先生に命名してもらったと言って応じなかった。
多分、山伏養成所なのだろう。
第一、武士は山にはいない。
頭が硬くて話にならない。
せめて日本人に常識が少しでもあるならば、アドバイスをしてやってほしい。
甲源一刀流練武道場「燿武館」というふうに。

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(完)
# by japanbujutsu | 2017-03-16 22:55 | 武術論考の部屋 Study
示現流兵法 ②

このページには木刀の握り方と左右の構えを載せている。
本書(『日本武道史』)では「蜻蛉の構え」という表現は使っていない。

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先に紹介した横木打ちは薬丸流が行うもので、東郷示現流では行わない。
稽古は日常の服装でそのまま行うということを聞いたことがあるが、やはり図のように稽古着に着替えるべきであろう。

気になるのは正面体で後ろ足の踵が上がっていることである・・・




(完)
# by japanbujutsu | 2017-03-14 16:10 | 武術論考の部屋 Study
示現流兵法 ①

薩摩の秘剣、示現流。

自分の家の近くにそんな剣術があったら毎日通っていただろう。
なぜ、鹿児島の人たちは、薩摩武士の魂ともいえるこの剣術を学ばないのだろうか。
沖縄の国際通りが空手祭りでは拳士で埋め尽くされるというのに、鹿児島はどうだろう。
情けなくないのだろうか。

さて、それはそれとして示現流とは魅力的な剣術である。
なにしろ稽古場が野天だ。
その図が 『日本武道史』 に出ている。
それによると、次のようである。
広さは縦十五間、横九間に埒を巡らし、白砂を敷き、正面に四箇所の立木装置を設ける。

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立木装置は叉木二本を三尺の高さに五尺を隔てて相対して立て、その上に長さ六七尺、直径二三分乃至五六分の柞(イスノキ)の丸木三十本ばかりを束ねて横に架け渡す。

これでできあがり。
白砂に柞というのがいかにも薩摩らしくていい。

※ただし、この横木打ちは薬丸自顕流においてもっぱら行われているものである。




(つづく)
# by japanbujutsu | 2017-03-12 17:37 | 武術論考の部屋 Study

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