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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

武術の美学

武術は別に武芸というとおり、その技に一定の美学が要求される。
ただ、殴り合えばよいのであれば、それは野蛮な喧嘩になる。
強いて言えば、ボクシングやレスリングは言うに及ばず、身体を揺らす剣道や空手の試合も武術・武道ではない。
柔道も今の醜いスタイルは武道ではあり得ない。
武術は武士の教育であり、教養であり、学問である。
だから武術は学問の場、藩校で教授、指南される。

その美学の一つに形における捕と受、仕太刀と打太刀双方の表現上の姿がある。
一部の大東流における見苦しく無様なスタイルでの固め技は近世古流の世界には存在しない。
演武において受は上級者が担うのであり、絶対に無様な格好にはならない。

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合気道のように師範が弟子を雑巾のように投げ捨てる醜態は絶対にあり得ない。
合気道の師範が多人数捕りで見せるような、間を無視し、呼吸を無視し、目付を無視し、姿勢を無視した動作はもっとも下級な演武である。
それを素晴らしいなどと勘違いをしてはならない。
その醜態を親流儀の大東流が逆輸入しているのだから手に負えない。
別に明治以降にできた武術を非難するつもりはない。
無刀流をはじめ、神道六合流や十剣大神流、中澤流や八光流、鉄仲流や兼相流など優れた流儀はいくらでもある。
膝行などという無様な移動方法を殿中作法などとうそぶいている時代は終わりつつある。






(完)
# by japanbujutsu | 2017-05-17 17:29 | 武術論考の部屋 Study
居合稽古場

我が家には十五畳敷きの居合稽古場がある。
約三間四方あり、天井の高さも二間ある。

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今は周りに武具や家財が置いてあるので、使っているのは二間四方。
五人掛けの見分席もある。
ここで半刻居合を抜き、庭の手裏剣場で四半刻手裏剣を打つのが日課。




(完)
# by japanbujutsu | 2017-05-15 11:46 | 武術論考の部屋 Study
『撃剣神通録』

『 撃剣神通録 』 (中) を入手した。
これは未だこの世に公開されていない。
内容は先意流薙刀の図解書で、薙刀対太刀の形を漢文で解説している。
薙刀研究に大いに参考になる。

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詳しくは 『水月』 紙上にて考証予定。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-05-11 21:33 | 技法研究の部屋 Skill
諸賢がご存じのように、古来から芸事の伝授においては伝授巻が用いられた。

現在では古流、古武道を称していながら伝授巻を差し出していない流儀が多いという。
もはやそれは古武道ではないと知るべきである。
伝授の証明に伝授巻がないなど、日本の伝統武士文化として失格である。

階級に段位制度を設けるのはかまわないが(当会も海外との相関性を持たせるため採用している)、
元来、武術は他者と資格を競合するものではなく、自己実現のための稽古事である。
段位なるものは己の相対的位置を知るためだけのものであり、流儀の相伝にはまったく関係しない。

海外でもこうした日本の故実を知る師範クラスの者は伝授巻の発行を望むが、普通の稽古人レベルでは関心もないようである。
しかし、それは日本の師範が彼らに本来の正しい古流伝授の在り方を示さなかったための弊害であり、彼らに何ら責任のあることではない。
むしろ日本人で古流を修行していながら伝授巻の発行を望まない者がいるのはどうしたことかと思う。
そんな者は古流の修行は止めた方が良い。

画像は来月修行にやって来るハンガリーのブダペスト支部長に差し出す甲陽水月流柔術の伝授巻。
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(完)
# by japanbujutsu | 2017-05-08 17:52 | 秘伝書の部屋 Secret densho
米軍海兵隊キャンプ富士で指南

2009年頃まで御殿場市にある米軍海兵隊キャンプ富士で、アメリカの海兵隊員に日本柔術を指南していた。
しかし、どうもアメリカ人には国民性からか「伝統」が理解できない者が多い。
だからといって 「忍術」 のように創作が甚だしい平成の格闘技を指導るすわけにもいかない。
そんなことをしたら 「日本の武道」 は滅びるに決まっている。
すでに戦前までまったく実体のなかった忍術が欧米で蔓延っている。
もう手がつけられない状態である。
ヨーロッパではかろうじて○○流忍法体術、あるいは○○流骨法などと称して古流のように見せかけているが、それも戦前まで実体のなかったものだから騙されてはいけない。
後屈立ちをして手を前に出して構える柔術など古流には存在しない。

さて、その海兵隊も数年間指導はしたものの、結局大成する者は現れなかった。
勤務地の異動があるため、すぐにキャンプ富士を出てしまうのだ。
残念だが、軍人に武術は向かないことを悟った次第である。

写真は2008年、当時キャンプ富士で開催された演武大会で、弟子に捕をとらせて柔術を演武したときのもの。
この黒人はもっとも真面目で性格もよく、技も上達したが、帰国して連絡不通となってしまった。

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(完)
# by japanbujutsu | 2017-05-07 17:26 | 武術論考の部屋 Study

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