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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

『 剣道日本 』 廃刊

出版社、編集部は 「休刊」 と言っているが、事実上は廃刊であろう。
原因はスキージャーナルの経営悪化といっているが、それだけだろうか。
大会記事や技術論ばかり載せて、肝心の剣道史、文化性の高い記事をないがしろにした、当然招くべくして招いた結末だったのではなかろうか。

筆者は創刊時から10年余りは毎号購読していた。
古流記事の特集があったからだ。
そして、拙文も何回か掲載している。

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紙媒体の時代は終わった、などというのは負け犬の遠吠えにすぎない。







(完)
# by japanbujutsu | 2018-01-08 17:51 | 武術論考の部屋 Study
礼法における刀の置き様

居合や剣術における礼法において刀は自分のどこに置くのか。
それは前、左、右の三方のいずれかである。
後ろというのは我の視野から外れるのでありえない。

筆者が継承している居合を見た場合、力信流や柳剛流、荒木流、警視流は皆前に置く。
関口流(下画像)では左に置き、神道無念流では右に置く。

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これらは流儀における所作の違いだけであって、特に意味のあることではない。
理屈を述べるのは大凡後世のこじつけであり、自流に都合のよい理屈を並べている。






(完)
# by japanbujutsu | 2018-01-06 17:37 | 武術論考の部屋 Study
家紋のこと

武術の演武の際に着る紋付きの紋。
それは自分の家で代々使われてきた始祖伝来の家紋のはずである。
それがどうしたことか、たとえば北辰一刀流を名乗る人が下に示した他家である 「千葉家の家紋」 を使ったり、小野派一刀流の人たちが流章を家紋として使ったりしているのは一考した方がよいと私考する。

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在日や外国籍の者が、他家の紋を借用するのは、これも本来はしてはいけないこと。
筆者のところでは外国籍の者には、その者の家系に伝わる伝統のハウスマークをデザインにして紋を特注している。






(完)
# by japanbujutsu | 2018-01-04 17:20 | 武術論考の部屋 Study
破軍星の大事

無双直伝流和極意二十四ヶ條の一に 「破軍星の大事」 がある。
幸い筆者はその絵目録を所有しているので、他の同流資料との比較分析ができる。
しかし、この破軍星の大事に関しては 「時四つさかい月影」 とあるだけで、何も語ろうとはしない。

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破軍星は北斗七星の柄先の星をさす中国名である。
中国では輔星 (宰相の星) として注目された。
破軍星を剣先に見立てて、その方向に向って戦うものは勝ち、逆らって戦うものは負けるとして吉凶を占った。剣先星とも呼び、武将の信仰を集めた。
北斗七星の大半は日本では日周運動によって地平線下に沈むことがない。

陰陽道では、その星の指し示す方角を万事に不吉として忌んだ。

中世には武士の守護神として敬われ、千葉氏、相馬氏、大内氏など地方の豪族たちによって信仰されたが、これは破軍星を弓箭の神として崇拝されたことによる。

台湾振興社武術においても七星信仰は重要な位置づけにある。







(完)
# by japanbujutsu | 2018-01-02 17:48 | 秘伝書の部屋 Secret densho
『水月』171号発行

『水月』171号が12月18日付けで発行された。

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今号では連載の「関口流抜刀考」の他、稽古着と技術論に関する記事を多くした。
稽古着に関しては「袴のサイズ」「袴の下にはパンツ?」「袴の生地について」「古流柔術着」「古式の稽古帯」「武術の稽古足袋」を、技術論では「稽古における「合」の使い方」「古流武術における合気の概念」「運足と足使い」を、他に武具関係二つ、伝書一つの記事を掲載している。

購読に関しては本ブログの「出版・広報」のカテゴリを参照されたい。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-12-31 17:38 | 出版・広報 Public info.

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