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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

枕引

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何をしているのかって?

枕引。

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柔術渋川一流で江戸時代から続いている握力増強鍛錬法。
特に親指と人差し指で挟む力を養成する。

しかし、もうこのような稽古をしているところは全国のどこにもない。

シーラカンスのような稽古場である。






(完)
# by japanbujutsu | 2018-09-20 17:57 | 渋川一流柔術 Shibukawa
関口流抜刀術駿河道場での3ヶ月振りの定例稽古。

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習い覚えた全形を錬成。

稽古着はビッショリ!!






(完)
# by japanbujutsu | 2018-09-18 17:47 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
日本の棒術と沖縄の棍

日本の棒術は本来、力信流に見られるように二対一把持であり、剣の操法と同一の理論で成り立っている。
すなわち、棒端を両手で把持して棒先を長く出して使う。

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そうしなければ、剣に対して有利な間合いが確保できない。
したがって、棒対棒で形を打つときにも、棒は長く大きく使う。
だから力信流の棒術はダイナミックで豪快である。

一方、沖縄の棍は三等把持である。
そのため棒先は短い。

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これは剣と同じ間合いになり、剣を相手にした場合には極めて不利である。
沖縄の棍には剣を相手にする想定がないので、三等把持になったものと考えられる。
(金鷹拳の七星齊尾棍は長く使う)

薙刀でも香取神道流や直元流は短く使うが、穴澤流は剣と同じ理合で長く使う。






(完)
# by japanbujutsu | 2018-09-16 17:48 | 技法研究の部屋 Skill
撃剣の稽古

今回の錦絵は江戸城千代田の御表における武術上覧における撃剣試合の様子を描いたもの。

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現行の剣道と異なるのは、

① 袴の股立ちを取っていること。
② 両足を広げ、踵を上げずに打ち込んでいること。
③ 上衣の袖が短く、肘が露出していること。
④ 袴の柄が不統一であること。
⑤ 胴の色が赤対黒になっていること。

の5点である。

故意に現実と異なる部分があることを承知していれば、錦絵は当時の風俗を知る上で極めて有用な資料となり得るのである。







(完)
# by japanbujutsu | 2018-09-14 17:18 | 武術論考の部屋 Study
薙刀対剣の試合

千葉撃剣会の図である。
維新後、稽古場経営に困難を生じた剣術家たちは興業で生計を立てた。

薙刀で仕合っているのは千葉さなである。
これまた不思議なのは、竹刀を持つ磯貝忠友が胴の防具を着けているだけで、素面・素小手であること。

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普通、薙刀と仕合うときには、臑当てを着けるのであるが、それもない。
さなの方は一切の防具を着用していない。

薙刀は竹製ではなく木製なので、一打浴びただけで大怪我をすること必須である。

理解に苦しむ。






(つづく)
# by japanbujutsu | 2018-09-12 17:03 | 武術論考の部屋 Study