『剣 日本の流派』
セブンイレブンで恐ろしい雑誌が横積みになっていた。
『剣 日本の流派』
一体、だれがこんな本を買うのか。
という我は、ひどい出版業界の現状を知るために「買ってしまった一人」。
大体タイトルがおかしい。
内容から言えば『日本の剣術流派』だろう。
この雑誌の何が恐ろしいかと言うと、書いてあることがことごとく間違っていて、紹介している内容は一部の系統に留まり、捏造と誤解に満ちている。
拙著が参考文献の最初に挙げられているが、こんなに間違いだらけの雑誌の参考文献になったのは本当にいただけない。
当然、筆者には何の連絡もないし、雑誌の寄贈もない。
装丁とレイアウトがいいだけに残念な雑誌である。
諸氏は絶対にこのような際物雑誌を鵜呑みにしたり、参考にしたりしないように。