楊心流柔術「袖車」
楊心流の技法のいくつかは、今から20年以上前に、実際に実技を通して古流柔術専門誌『和儀』で詳細に考証したので、そちらをご覧いただきたい。
その楊心流の看板ともいえる形がこの袖車である。
もとろん優れた形ゆえに、天神真楊流や仙台藩の西法院武安流にも採用されている。
座した敵の背後に回り、その袖を巧妙に利用して最後は襟締めで落として極める。
まさに芸術的技法である。
ちなみに、この形は筒袖の柔道着では演じることができない。
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