甲陽流(武田流)武学之制 最終回
今回を以て甲陽流武学之制は終了する。
最後に奥書を紹介する。
此書雖為秘事執望書
類之条令授与畢猥に他見
有間敷もの也
小幡景憲十八代道統
岩山高憲
明治廿五壬辰
七月吉日 印 花押
岩山高充殿
相伝を「道統」と表現している。
宗家などという言葉は武術の世界には存在しない。
明治になっても実用を欠いた軍学の教えを実子に伝えることは、士族としての矜持の表れであろう。
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