七星齊眉棍
七星齊眉棍は拳法を約1年学んだ後、最初に学ぶ兵器である。
七星というのは套路線に由来する名称で、齊眉棍というのは棍を立てたときにその長さが自分の眉の高さになる棍のことをいう。
齊とは等しいという意味である。
この教えは日本の杖術にも影響しており、例えば天道流の杖でも各自の眉の高さと同じ長さの杖を使用するため、その杖は各自で特注しなければならない。
しかし、振興社の武術ではこの齊眉棍を基本とはするが、時に七尺棍や九尺棍を使って同じ套路を演じることがある(写真は七尺棍)。
この他にも丈二棍という十二尺の長棍があるが、これは演武場の清めに使用するもので、套路がない。
(完)