平型長剣
先に報告したとおり、筆者の手内剣研究も一応の結果を見た。
しかし、探究に終わりはない。
水月塾で制定した手内剣 「水月針剣 (天地人三剣) 」 以外にもそれぞれの手内剣の特性を知るためにいろいろと継続して稽古もしている。
本日 (1/31)、八寸以上ある平型の長剣を打ってみる。

「コツ」 を習得したので、三間ではほぼ的中するようになった。
しかし、これは実戦では使えないと実感する。
長大きすぎて三間を超えるとまず敵に逃げられるか、あるいは弾かれる。
打剣の速度も落ちる。
しかし、実戦では使えなくても、それをどこまで使いこなせるかが武芸の修練。
居合の三尺刀もはっきり言って実戦ではほとんど役に立たない。
十手や鎖鎌もしかり。
すべては武芸の世界。
所詮、これらの道具が剣に勝てる見込みはほとんどない。
それをどこまで使えるかを学ぶのが武芸。
武芸=100%実戦であると勘違いしてはいけない。
そのような理由もあって、水月塾ではより実戦的でもあり、腕を磨けば効力もあるであろう水月針剣を採用した。
(完)