短棒術講習
今、チェコからISBAチェコ支部長のフィリップ氏が武術修行のためにわが道場を訪れていて、連日の稽古に汗を流している。
昨晩は日本柔術課程に含まれている短棒術の中伝と奥伝を教授した。
短棒術は初伝、中伝、奥伝に進むにつれ、技は単純になっていくが、痛みは倍増していく。
マンツーマンで指導しているので、筆者が受けを取るのは当然。
思わず悲鳴を上げるほど激痛が走る。
実際に受けを取らないと利いているのかどうかわからないので、ここは大事なところ。
柔術こそ古流のすべての修行者にやってもらいところであるが、若者たちは見栄えのする剣術・居合にばかり流れ、肝心要の柔術には振り向かない。
(完)