人混みの中での侍作法
祭りや市場など人混みの中を歩くとき、いったい侍は刀をどうしていたのだろうか。
そんな疑問を解決する挿絵がある。
下の絵図を見てみると、人混みの中では大刀を脱刀して左手に持っている。
やはり帯刀のままでは周囲に迷惑であるし、自分自身にとってもまた邪魔である。
人混みの中では町人は武士の近くに寄るのを避ける、などというのは明らかな間違いである。
(つづく)
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