骨董武具コレクション再び
武人の嗜みの一つに骨董収集がある。
書画であれ、陶磁器であれ、絵画であれ、なんでも結構であるが、武芸を嗜む者としてはやはり武具、特に稽古道具のコレクションをしたいものだ。
骨董武具を手にすると、これはどういう流派がどのような使い方をしたのだろうかと、いろいろと考えてみたりする。
それもまた楽しみの一つ。
その際、武具は骨董でなければ意味はない。
海外の物好きのように今モノをいろいろ買い込み、陳列して喜んでいる輩がいるが、それらは苦労もせず、ネット通販でいくらでも手に入るオモチャでしかない。
現在、水月塾でも門下生を見ると、多くの人が技(形)を修行するだけで、その周辺にある万のことに興味を示す人がほとんどいないのは残念である。
勉強、稽古することは無限である。
(完)